母子共生期
生後6~8週間までは、「母子共生期」といって、とても大切な時期です。
お互いに長い時間を過ごすことで、母親として、子供としての自覚が芽生えてくるのだそう。
キリンの母子を2週間別々で育てる必要があったときに、キリンの母親は母親の自覚が芽生えずに、育児を放棄したというエピソードを「0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす」という書籍で拝見しました。これは人間の母子にも該当する場合があるようで、一緒に過ごすことで家族としての絆が形成される。
哺乳瓶からあげるミルクも同様に、母乳をあげる時と同じように抱き上げて、赤ちゃんと二人だけの時間を共に過ごす喜びを重ねることで、かけがえのない信頼感を育んでいけるのです。「魔の3週目」では、外の世界へ出てきたことを赤ちゃんが認識して、不安でいっぱいになるそうですが、そうした不安を徐々に払拭するように、日々の1秒1秒の触れ合いを大事にしていきます。
この母子共生期に体験した事はそれ以降の人生に大きな影響を与える事になります。授乳を含めて、赤ちゃんとの触れ合いをゆったりと楽しみたいと思います。
子どもの自己肯定感が大事
カリスマ保育士てぃ先生の「子育て○×図鑑」を読み、社会の変化が激しいこの時代、個人としての生きる力を伸ばすためには、自己肯定感が大事だと学びました。
自己肯定感がない場合には、どうしても自信が持てずに、やりたいことがあっても失敗を恐れて、チェレンジできなかったり、自主性や自発性が発揮できずに積極性に欠けてしまう傾向にあるそうです。一方で、自己肯定感が高い人はどんなことに対しても「自分はこれができるかもしれない」と自信もって、積極的にチャレンジすることができます。失敗を恐れずに勇猛果敢にチャレンジできるようになるそうです。
このとても大事な自己肯定感を身につけるにはどのようにしたら良いのかと疑問になりますよね。てぃ先生が言うには「まったく難しく考える必要はなくて、その子がどんな活動や遊びの中から自信を持つことができるかなと考え、やっていくこと。無理やりやらされて、叱られてダメ出しばかりされていたら、子供の自己肯定感は高くなりませんよね。」
とにかく、子供が興味を持っていること・楽しんでい取り組めている事象に対して、大人が向き合って目を向けて認めていれば、自然と物事に対する自信を持てるようになるそうです。この小さな自信がやがては自己肯定感につながり、積極的に物事に取り組める子供に育っていきます。
自分が何か新しいことにチャレンジしたいと思ったときに、例えば、字が書けたり、計算ができるという知識や自然の中で友達と遊んだ体験とか家族旅行の思い出のどれかがふっと繋がっていって、目標にたどり着く可能性があるそうです。学校の勉強のように、興味のない何かに無理やり学んで取り組むという経験も重要で、どこかで目標達成につながって役に立つことがありますので、すべての知識・経験・思い出を大事にしていきたいですね。
大人の手の指をぎゅっと握る把握反射
生まれたばかりの赤ちゃんに見られる無意識の反応を原始反射と言います。生まれたばかりの赤ちゃんは自分の意思で動くことが出来ないので、意識的な動作ではなく、まわりからの刺激によって、体が勝手に反応する無意識な反射があります。
把握反射は原始反射の一種で、新生児の足の裏や手のひらを軽く押したときに、足の指を折り曲げたり、手を握り返してきたりする動作のことをいいます。大人の小指を赤ちゃんの手のひらに近づけると、ぎゅっと握り返してきて、愛おしい気持ちなったご家族も多いのではないでしょうか。
把握反射は生後0~3カ月の新生児期に見られる特徴的な行動ですが、4ヵ月ごろを過ぎるとだんだんと消えていきます。その後、自分の意思で物を掴めるように変わっていきます。足の把握反射は生後9~11ヵ月ごろまで続き、つかまり立ちや一人で歩けるようになってくると次第に消失していきます。
把握反射を繰り返すことで、運動神経が向上していくことが知られており、握力が向上したり、自分の意思でものを掴めるようになっていきます。足の把握反射では、足の裏を指や綿棒で刺激すると足の指5本ともキュッと曲げる動作をします。こうした動きを繰り返すことで、歩行時に、足の裏でバランスをとったり、しっかりと足の裏全体でバランスをとったりすることができるようになります。
このように、赤ちゃんの手のひらや足の裏を刺激してあげることで、把握反射を促すことで、運動神経の向上や筋肉の発達につながっていくそうです。
一人で歩き始めたときには、把握反射は消えてなくなっていますが、家の中では靴下を履かないことが推奨されています。このころの赤ちゃんはまだバランスをとるのが苦手で、足の裏や指で足を踏ん張るときに、靴下をはいていると滑ったり、地面をうまく蹴ることができません。転倒や滑りに十分注意して見守ってあげると良いそうです。
赤ちゃん特有の把握反射ですが、かわいい反応を見られるだけでなく、運動神経の向上や筋肉の発達につながっていくので、楽しみながら接していくと良いですね。
乳幼児期からの英語教育で、ディズニー英語システムを我が家では導入しています。何かヒントになればと思いますので、よかったら少し覗いてみてください。
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